2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

50L6(T) NEC

50L6(T) 最近あまり製作記事を見かけない球だが、半世紀以上も前OTL黎明期には、25E5や6GB3などと共に主役として活躍した時代があった懐かしい球。元はトランスレスラジオの出力管。 名前から6L6の一族管によく間違えられるが、まったく別種の球、25/50L6が…

50H-B26(T) & (P)

50H-B26(T) & (P) 外付けヒータトランスができましたので、50H-B26を測定しました。 この球は松下電器が生産し、同社のアンプに多用されました。著名な 20A OTL アンプがあります 兄弟球に25HX5がありますが国内発売されなかったようです、当方は米国から輸…

外部ヒーター電源の製作

etracerのヒーター電圧は27Vが上限なので、30.35.40.50V球は、外部からヒーター電圧を供給しなければならないのです。 これで、 30/40KD6 31LZ6 35FV5.36LW6 40KG6A 50C5.50L6.50HB25 などが測れる。 あとは 6336A 、6C33Cなどの大電流ヒータートランスを用…

12B-B14(T)

12B-B14(T) 前回の12B-G3と並ぶ国産水平偏向出力管、これも忘れられた存在になっているが当時は「ビビイチヨン」の愛称で親しまれていた。 規格は6/12G-B3を改良してマグノーヴァ9ピン管にしたもの、先に紹介した13BG5とも類似の球、プレートは700V/13W、ス…

12G-B3(T)

12G-B3(T) 今は忘れられた球の一つ、国産水平偏向出力管、白黒TV時代に活躍した。オーディオには、Hi-RL OTLアンプに25E5に並んでよく使われた。定格的には先に紹介した12G-B7の弟分のような存在。 このきれいな曲線を描く特性表を眺めているともっとオーデ…

RUSSIA EL509

RUSSIA EL509 EL509/6KG6A/40KG6Aで良く知られた大型水平偏向出力管、三結ではプレート損失約40Wあり、OTLアンプにしばしば使われている。 しかし、この球を使う場合、製造メーカにより少しずつ違いがあるので良く調べておきたい、特にヒータ定格はRUSSIA EL…

30KD6(T)

30KD6(T) OTLアンプによく使われる大型水平偏向出力管、12ピンノーヴァ(コンパクトロン)、プレート損失33W、ヒーター6/30V/40Vがあり、カラーTVに使われていた。 現在はメーカ製OTLアンプによく使われている。 etracerには12ピンノーヴァソケットは標準装…

E130L(T)

E130L(T) TEL 知る人ぞ知る銘球 E130L、外観は水平偏向出力管と見間違えるようなトッププレート型大型管であるが、れっきとしたオーディオ管、レギュレータ管である。「オーディオ用真空管マニュアル」P-441に、きれいにそろった三結特性カーブが掲載されて…

25C5(T)

25C5(T) トランスレスラジオ時代に活躍した7ピンMT管、25/35/50C5の兄弟球がある、35/50V球はヒータ電圧の関係で測定できないので25C5で代表して測定した。 etracerのヒータ電圧は27Vまでで、それ以上は外部から供給して測定する必要がある。したがって40Vや…

6BK5(T)

6BK5(T) 電力増幅ビーム管 いつのころからか私の手元にあった球、アンプに使ったことが無いのでどんな特性なのか興味があったが・・ 「オーディオ用真空管マニュアル」Pー324には三結特性が掲載されているが、どちらが本当なのかと思うくらい違いがある。 ヒ…

6ME5(T)

6ME5(T) NEC TV垂直偏向出力用ビーム管9ピンMT。 真空管の名前は一字間違うとまったく違う球になるが、よく似た名前に6E5(マジックアイ)先に紹介した6ME6(水平偏向出力管)などがあってややこしい。 オーディオアンプ使用例はあまり見当たらないが、MJ誌2…

6CW5(T) ZEN

6CW5(T) ZEN オーディオアンプに良く登壇する9ピンMT管、シングルプッシュプルアンプともに製作例が多い、まれにOTLにも使われている。ヒータ違いに8CW5/10CW5などがある。 「オーディオ用真空管マニュアル」P-371に三結特性が掲載されているのでこの投稿…

6ME6(T)

6ME6(T) SYL プレート損失30Wの大型水平偏向出力管、ノーヴァータイプ。 いただいた球の中にあったNOS管で1本しかない。 「オーディオ用真空管マニュアル」には記載されていないから、真空管最終期の頃に生まれた球と思われる。 etraceではロードラインを引…

6DQ5(T) 6CD6GA(T) RCA

6DQ5(T) 6CD6GA(T) いずれも水平偏向出力管ですが、私にはあまりなじみの無い球。 特性はいずれの水平偏向管と同じような傾向を示す。 お手持ちの方があればご活用願いたい 6DQ5(T) USベース、プレート損失24W 6CD6GA(T) USベース、プレート損失20W

6LQ6/6JE6C

6LQ6/6JE6C プレート損失30W級の水平偏向出力管、9ピンノーヴァ細ピンタイプ。 水平偏向出力管はソケットの種類がオクタル(US)、ノーヴァー(9ピン)、マグノーヴァー(9ピン)、コンパクトロン(12ピン)と種類が多い。またトッププレート用キャップも大…

6BQ6GTB(T)

6BQ6GTB(T) TV水平偏向出力管、今では見向きもされない球だが、白黒TV時代に活躍した、TVの大型化とともに出番がなくなって忘れられた存在に。 真空管アンプファンとしては使われなくなった球に光を当て再び活躍することを願いたい。 ーGTBは初代6BQ6から改…

807(T) 5933(T) 19BG6G(T) 19BG6GA(T)

807(T) 5933(T) 19BG6G(T) 19BG6GA(T) 以前、FACEBOOK「真空管アンプ自作派集合」グループで807シングルアンプの話題がありましたので807一族を測定してみました。807の三結特性はマニュアルに記載されていますので本稿は参考程度に見てください。 807は6L6…

6K6GT

6K6GT TV用管が続いたので、オーディオ管6K6GT 特性から見ると42より一回り小さい41のような感じ、GT管ラジオ時代に活躍した球、 当方では2A3ーSRPPのドライバー管として使っていたことがあります 写真は2A3 SRPP OTL(スティーブンスOTL) 当初はドライバ…

6CM5(T)

6CM5(T) 白黒TV時代に活躍した水平偏向出力管、OTLの初期の頃に盛んに使われた欧州生まれのPL36/25E5の6.3V球が6CM5、この球も良く使われた。OTLのみではなくDEPP(OPT付きアンプ)にも高性能を発揮する。 最近ヤフオクでもあまり見かけなくなったが、当方では…

6GV5(T)

6GV5(T) あまり製作例を見ない球ですがプレート損失18W級のコンパクトロン水平偏向出力管 三結の場合EpEsgは=150Vと注意、三結OTLではEp=150Vで制限されるが特性も良さそう。Esg=150Vを注意し、AC100Vを倍電圧整流しEp=240v、Esg=120vとすればプッシュプル…

17AV5GA(T)

17AV5GA(T) オクタル(US)ベース、トップレス(プレートが上のキャップではなくはベースに引き出されている)の水平偏向出力管、良く知られた25E5と同じ程度の規模、使用する場合はEsgが175Vと低いので注意。 6/12/17/25AV5GAと種類も多いので活用したい球、…

12G-B7(T)

12G-B7(T) 国産の水平偏向出力管、プレート損失15W、スクリーンは250V5Wと25E5よりも高い規格となっている。オクタルベース(USソケット)で使いやすい球。 測定した2本では特性に違いがみられるので、4パラ使用の8/16Ω負荷OTLに使うにはなるべく特性の揃っ…

26LW6(T)

26LW6(T) <6/26/36LW6> 前回紹介した26HU5の兄貴分のような球、プレート損失40Wを誇る最大級のTV水平偏向出力管で、OTL製作例も良く見られます。 26HU5と同じオクタルベース(USソケット)なのがうれしいです。ヒータが6/26/36Vがあり、OTLには26/36Vが使い…

26HU5(T)

26HU5(T) 水平偏向出力管として真空管OTL用には最も適した使いやすい球。USソケット(オクタル)ベース、プレート損失33W、Esg=250V5Wの大型管、ヒータは26V0.6A、4本直列でAC100V点火できるので便利。 OTLアンプ製作例も多く、初めてOTLアンプを製作される…

6HJ5(T)

6HJ5 プレート損失24W級のコンパクトロン水平偏向出力管です、先に紹介した21HB5や21GY5の18W級より一回り大型です。そのためヒータ電力が大きく6.3V2.25Aとなっています. 当方では自作フッターマン H-3 OTLに使い20W/8Ω得ました。 これは後にJJ EL509 に改…

12EN6(T)

12EN6(T) 12EN6はTV垂直偏向出力ビーム管、6V6GTの1/2程度の規格で電極の外見は50L6や12W6に似た構造をしています。国産類似品はなさそうです。 この球のアンプ製作例を見たことがありませんが、シングルで2~3W(RL=3.5k)出そう、USソケットベースなので活…

25DN6(T)

25DN6(T) 25DN6はGT水平偏向出力管です、米国でよく使われたようですが、国産に相当品は無いようです。 よく知られた25E5を一回り大きくした感じで外観からすると立派な造りである、25E5とはソケット接続が違うので差し替えはできない。 沢山在庫があるので…

15KY8A

15KY8A 元は6BM8と同じTV垂直出力管、安価で音も良く気に入っている球です。 先日タイムドメインスピーカ「華」用にSRPPアンプを製作しましたが、好結果を得ました。(当ブログ内に製作記があります) 1本しか計ってませんが、三極管接続の場合、Eg2で制限さ…

6EJ7(T)

6EJ7(T) 6EJ7はフッターマンH-3OTLの初段に使われています。また、差動初段にもよく使われます。 プレート供給電圧が゙550Vと高いので高電圧動作が可能でCSPPドライブ段にも使われます。 当方では2本で3結SRPPを使ったことがあり、事前の確認しないで適当に定…

13GB5(T)

13GB5(T) 6/13/27GB5があり、白黒TV時代に活躍した水平偏向出力管、Esg=275Vと高く、Psg=5WあるのでOTLアンプ向きの球です OTLでは27V球4本直列AC100Vから点火が良さそうですが、13V球の場合は8本直列でAC100Vから点火できます 国産では6/12B-B14が類似球…