etracer による「6000」の測定(1)
「etracer」はキットを買って自作しました。自作品なので、製作上の不備があるかもしれませんのでご了解ください。
etracerについてはこちらをご覧ください。
etracer真空管カーブトレーサー | ChiChiBlog
真空管カーブトレース兼テスター | etracerの概要を紹介 - YouTube
写真:小型送信管6000の測定
この投稿のきっかけとなったものです
これまでいろいろな真空管の特性測定に役立ててきましたが、使っていて気になることがありました、
それはg1プラスバイアスの場合の測定です、最初はマイナス側のみに測定が主でしたが、プラス側も測定できることが分かり、いくつかの真空管について測定してみました。
測定は可能ですが、特性曲線が乱れます、それらしく描くことはありますが、特性曲線とは言えませでした。
この原因は、
➀真空管のグリッド電流によるもの
②測定球(供試球)の発振
③etracerそのものの性質
の三つが考えられますが、おそらく「①真空管のグリッド電流によるもの」ではないかと思って、それであれば、外部から防ぎようがなか?、と思っていました。
図:g1プラス側の代表的な測定例
ー6HS5(T)の正負グリッド電圧による特性ー
マイナス側は綺麗に取れているが、プラス側が乱れてこれでは正確な特性はわからない。
この6HS7はTV高電圧制御用超ハイgm管ですから、発振しやすい球です。
先日、球の測定依頼があったH氏からの情報で、このetracerを日本に紹介し先駆者であるK氏がグリッドプラス側のデータがうまく撮れているとの連絡があり、早速H氏に連絡を取ってみました。
(H氏のことは本文トップにある関連リンクを参照ください)