6K6(T)

6K6(T):その2 以前にも測定しましたが他に4本手元に出てきたので測定しました。この4本の内4は明らかに中古球、5,6,7の3本はまだ使えそうな球です。 この球は、2A3 SRPP OTL(スティーブンスOTL)のドライバー管に使っていたもので、製作当時数本集めまし…

6SH7(T)

6SH7(T) NEC いただきもので新品です。良く使われる6SJ7に似た外見ですが、アンプにはあまり登壇しません。私も使ったことがありませんが、GT管はしっかり作られているので安心感があります。調べてみると6AU6の元になった球とか? 普通は五極管接続で使われ…

11E3/CV73(T)

http://www.r-type.org/exhib/aai0163.htm

6939(T)

6939(T) この球もその筋の方にはおなじみと思う。昨日の5656とは兄弟分の双五極管である。ピン接続が番うので差し替え使用はできない。 プレート損失がわからないので適当に設定したが、大き過ぎたようだ。オーディオ用途の場合はパラレル接続で3~5W程度…

5656(T)

5656(T) 高周波用の双五極管ですが、その筋の方にはなじみのある球と思います。多数在庫があるので何とかオーディオ用に使い道がないかと考えています。 この球はKとG2が共通になっていますので、両ユニットを並列にして測定しました。プレート損失は仮に並…

ロシア水平偏向出力管 ①6n13c(T) & ②6n13c(T)(P) 6BQ6によく似た外観の球、特性は若干違うようだ。 ピンコネクションは違うので差し替えはできない。 6n13cピン番号は(6DN6と同じピン接続) 1:NC、2:H、3:KG3、4:NC、5:G1、6:NC、7:H、 8:G2 三結…

6CA7(T) MATSUSHITA

6CA7(T) MATSUSHITA 真空管アンプ修理用に預かった十数本の6CA7、内4本を測定しました。 オリジナルデーターシート 三結特性が記載されたデータシートはこちら https://tubedata.jp/sheets/129/e/EL34.pdf 最初の4本測定結果 ①-1、-2は、単体箱に入って…

E130L(T) (Mullard) 再登場ですが、以前測定したのはTELEFUNKEN製です。ヨーロッパ球ですが、米国や日本製に該当品はないようです。 このMullard製E130Lは現用アンプに取り付けている球で、直線性の良さは300Bも真っ青というところでしょうか。この2本は選…

6LU8 五極管の三結特性

6LU8 五極管の三結特性 五極出力管部分の三結特性です。 気にしなればこのくらいの違いは許容範囲と思いますが、プッシュプル出力段に使う場合はなるべくそろった球を使いたいものです。 この球は次に製作予定の大型OTLアンプの電源に使う予定ですので少々の…

6CL6

6CL6(T) TV映像増幅出力管として活躍した9ピンMT管、ヒータは6.3V0.65A。この球のトランスレス球が見当たらないが、後に6AW8Aや12BY7Aなどの出現で出番がなくなったのかもしれない。アマチュア無線機にも活用された様子。 オーディオアンプ製作例はあまり見…

7695 4本測定

7695 GE 4本の測定結果 昨日に続き7695を調べてみると、RG誌2012年8月号新忠篤氏の記事が掲載されており「最後のビームパワー管」と紹介されており、真空管時代の最終期に開発生産された球のようです。 当方はデータシートに記載されていたSRPP回路で製作し…

7695-1 GE

7695 この球は初めて知りました。9T9管、調べると隠れた名球の様ですね。マニュアルには、A1シングル動作時、Eb=130Vで最大出力4.5W得られるとあり、ヒータは50V0.15Aとトランスレスで使いやすそうです。 4本ありますので全部測定してみます。マニュアルには…

26E6WG

26E6WG オーディオ友から依頼があり測定しました。 26E6WGマニュアルには特性図がありません。 https://tubedata.jp/sheets/087/2/26E6WG.pdf 球の中を見ると五極管が二つあり内部で一つにながれているような感じです。 直熱管、ヒータは26.5V0.3A、 Ep=220V…

6L6-GT(T) RUSSIA

6L6-GT RUSSIA(ロシア名6n3c) ロシア球が安価に入手できるようになったころに買った数本のロシア球6L6、6L6GC相当品と聞いていたが外観からはどう見ても6L6ーGT規模と推定、パワー管よりドライバー管として使ってみようと思って買った球。 三結と五結を測定…

12W6-GT(T) INT

12W6-GT(T)-1 INT 基準管は6W6ーGT, 電力増幅用ビーム管、GT管ラジオ時代に使用されたもようで、れっきとしたオーディオ管。6K6や50L6に似た特性、 三結で使う場合はEc2max=150Vに留意、実際使ってみると多少のオーバーは大丈夫そうである。 当方では、以前に…

6AL11

6AL11(双五極管) 低周波増幅、電力増幅双五極、コンパクトロン管。 カラーTV用球のようで古い球ではないが、あまり知られていない。 仲間に6AR11、6BF11、6T10など似たような球が数種存在する。 「オーディオ用真空管マニュアル」によると電力増幅部(第2…

4M-P12(T)

4M-P12(T) HITACHI 電力増幅管、日本規格品、7ピンMT管、かつてTV音声出力アンプで活躍したが今はまったく忘れ去られたた球。 ヒータは4.7V0.6A、4/6/8/9M-P12がある。6AR5の改良球のような感じ。 「オーディオ用真空管マニュアル」P-320に三結特性が掲載さ…

5AQ5(T)

5AQ5(T) 送信管が続いたのでオーディオ管に戻るが、ここにも忘れられた球が手元に数種あるのでご紹介。 最初は5AQ5(6AQ5) 7ピンMT管、名球として知られる6V6一族球、TVの音声出力管として使われた。最近ではアンプキットで見かけるが、7ピンMT管なので見かけ…

837(T)

837(T) 良く知られた807と同じような外観の送信管仲間で無線用五極出力管、ソケットはUT(7ピン)、ヒータは12.6V0.7A。 etacerにはこのUTソケットは標準装備してないので当方で取り替えた。 837はオーディオアンプに使われた製作例をほとんど見かけない忘れ…

2E26(T) -1 RCA

2E26(T) -1 RCA VHF送信用ビーム管、「オーディオ用真空管マニュアル」P-111によると、最大出力はA1シングルで5.3W、AB2プッシュプルで42Wの小型高性能管である。 前回の2E24の兄弟球、また「一球入魂」で有名になった双2E26管の815がある。 2E24は十数本所…

2E24 (T)- 1 RCA (その2)

2E24 (T) -1 RCA (その2:プラスバイアス動作) 昨日の続き バイアスプラス側の測定ができた。この測定はうまくできる時とできないときがあり、PCはアプリの再立ち上げを再々してもうまくゆかないことが多い、どうしてかな? プラスバイアス動作Jのソフト…

2E24(T)-1 RCA

2E24(T)-1 RCA 小型五極送信管、アマ無線家には良く知られた球、オーディオにも時折登壇する。直熱管なのでオーディオアンプに製作してみたい球の一つ。兄弟球に傍熱管の2E26、これを二つ封入した815がある。 2E24を三結で使う場面があるかどうか、送信管は…

8156(T)

8156(T) このetracer測定では三結データを公開しているが、これは真空管メーカ発表特性には多極管の三結データはあまり公開していないので、自作者向けに三結データを測定して提供している。もちろん多極管データも取れるので必要があれば測定するのでご了承…

31LZ6(T)

31LZ6(T) 9ピンノーヴァ(細ピン型)トッププレート、ビーム管。型番から想像すると真空管TV用水平偏向出力管の最終期に作られた球と思われる。きれいな造りでプレート損失も大きく30W、Sg:5w、と大型管である。 私的には球は安価だがトッププレートが大き…

PL509/40KG6A(T) その2

PL509/40KG6A(T) その2 昨日フィリップス製のPL509/40KG6A(T)を紹介しましたが、今日は松下製を測定したので紹介します。併せてご覧ください。 任意に2本測定、同じ球でもやはりばらつきが大きい球である。Ipが倍ほど違うこともあるが、プレート損失が大き…

PL509/40KG6A(T)

PL509/40KG6A(T) 水平偏向出力管としてプレート損失40W、最大カソード電流500mAと最大規模を誇る。欧州生まれ、松下電器が国産化した。(プレート損失等はメーカによって違い、マニュアルの細部規格もちがうので、使用するときはよく確認すること) 最近はJJ…

35FV5(T)-1 MATSUSHITA

35FV5(T)-1 MATSUSHITA 欧州名PL136の水平偏向出力管、松下電器が国産化した。25E5/PL36を一回り大きくしたような球でプレート損失16W, (25E5/11W)外見も一回り大きく堂々としている。 私がこの球の存在を知ったのは15年ほど前のこと、関西のオーディオ仲…

22JR6(T)

22JR6(T) MT管を大きくしたような可愛い姿の一角水平偏向出力管、プレートがソケットに引き出されているトップレス球、9ピンノーヴァー細ピン型、プレート損失17Wと小型管ながら25E5(11W)などから比べると大きく改良されている。 先日買ったもので安価、ま…

50L6(T) NEC

50L6(T) 最近あまり製作記事を見かけない球だが、半世紀以上も前OTL黎明期には、25E5や6GB3などと共に主役として活躍した時代があった懐かしい球。元はトランスレスラジオの出力管。 名前から6L6の一族管によく間違えられるが、まったく別種の球、25/50L6が…

50H-B26(T) & (P)

50H-B26(T) & (P) 外付けヒータトランスができましたので、50H-B26を測定しました。 この球は松下電器が生産し、同社のアンプに多用されました。著名な 20A OTL アンプがあります 兄弟球に25HX5がありますが国内発売されなかったようです、当方は米国から輸…