5AQ5(T)

5AQ5(T)

送信管が続いたのでオーディオ管に戻るが、ここにも忘れられた球が手元に数種あるのでご紹介。

 

最初は5AQ5(6AQ5)

7ピンMT管、名球として知られる6V6一族球、TVの音声出力管として使われた。最近ではアンプキットで見かけるが、7ピンMT管なので見かけが小さくアンプに使っても迫力が無いのかなぁ、と思うが、活用したい球である。

 

随分以前に6AQ5プッシュプルアンプを作ったことがあるが、処分してしまったのが残念。隠れた5V球は仲間球がいろいろあるので5V7ピン球アンプにしてブラインド試聴すればよい結果が生まれそうな気がする。

 

最近SDS社のOTLを修理する機会があったが、ドライバー管に6AQ5が使われていた、こんな使い方もある。

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「オーディオ用真空管マニュアル」によると三結A1シングルで1.3~1.4W、A2プッシュプルでは5.9Wとある。

 

使うに当たっては、Ep、Esgともに最大250Vなので電源電圧に注意したい。(6V6はEp、Esgともに最大315V)

 

手元に一族管12V6GT、6V6G、7F7等があるので合わせて測定してみたい。

 

注:g1プラス側は測定していない、マイナス側のみ。

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