35FV5(T)-1 MATSUSHITA
欧州名PL136の水平偏向出力管、松下電器が国産化した。25E5/PL36を一回り大きくしたような球でプレート損失16W,
(25E5/11W)外見も一回り大きく堂々としている。
私がこの球の存在を知ったのは15年ほど前のこと、関西のオーディオ仲間Y氏製作のカッコいいOTLアンプを拝見してからである。しかし、残念ながら球の数量がそろわないので、いまだにこの球のOTLは製作していない。
ヤフオクでまとまった数が出品されたら狙おうと思っているが、一回り大きい40KG6Aより高価になることがある。
追記
写真はヤフオクでゲットし、修復した35FV5pp。赤色5693によるクォード型のようなアンプ。ベテランアンプビルダーの作品と思いますが、惜しむらくはシャーシがちょと弱いのが残念。
これに使われている35FV5は黒ハカマ型である。
OPTはタムラ製トランスが使われている。
測定-2)の球は三極管接続とビーム管接続を測定したが、ビーム管では、Esg=90V、これ以上ではIpが300mAを超えグラフ外になるので測定していない。
シングルアンプの場合はEsg=90V、RL=1kΩ程度が良さそう。