6BQ5測定

6BQ5-EH 2本の測定

 

今回の測定条件はEsg=180Vです

ついでに三結も測定しました。

前回の6EM5と同じく立ち上がり付近は不正確かもしれません。

新品の在庫がないので、アンプに使っている球を外してきましたので中古品です。

R3、R4は個体の区別、EHはSOVTEC/エレハモです

データをよく見ると少し違いが見られますが測定誤差とお考え下さい。

 

①6BQ5-R3

 

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②6BQ5-R4

 

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参考になれば幸いです。

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6EM5(NEC) 4本の測定

6EM5(NEC)4本の測定

 

ご依頼がありましたので手元にある6EM5(NEC)4本を測定しました。

・No.11~14までは五極管接続でEsg=150V

・No.11については三極管接続特性と五極管接続でEsg=150V~50V間を20Vステップで測定しました。

 

No.11~14 五極管接続 Esg=150V

 

 

 No.11

 

 

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No.12

 

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No.13

 

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 No.14

 

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No.11の三極管接続特性と五極管接続Esg=150V~50V間20Vステップで測定

 

No.11:五極管接続でEsg=150V~50V間20Vステップ

 

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No.11:三極管接続特性

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 ご参考になれば幸いです

6C33C-Bの選別

blog.hatena.ne.jp

 

6C33C-B の選別測定

 

真空管の選別

 

真空管OTLに使う出力管の選別は必要不可欠ですが、同一メーカ同一ロット品であれば、(神経質に)選別しなくても使用することが可能です、しかし現在に置いてそのようなまとまった数量の出力管を手に入れるのは大変です。よく使われるOTL用出力管を大きく分けると、

4OKG6AなどのTV水平偏向出力管と、

6C33Cに代表されるレギュレータ用三極管

とがあります。

 

選別する場合、その選別条件がありますが、

実際に使用する電圧電流で測定するのが一番良い方法です。

これには実際のアンプの電源を使ってするのが簡単で、一次側にスライダックをいれて電圧を調整しながら測定するのが良いです。しかしこれで困るのは出力管を直列に繋いでAC100Vから点火している場合です。1本1本計るのにはヒータの電圧供給に困ります。ヒータを並列に繋いている場合は問題ありませんが。

 

あるいは個別に電源装置を用意する方法もあります。私はこれまでこちらの方法っで測定していました。

しかし最近測定頻度が多くなりましたので、専用選別測定装置(SDS社)のキットを買い求め、自作したものを使いました。

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6C33C-B

今回は6C33Cを選別測定する機会がありましたのでその結果をここにまとめておきます。

以下はFACEBOOKに先行して掲載した内容のコピーです。

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一昨日から始めた測定が終わりました。

測定条件...
Ep=165V
Eg=-60V
Ip=?mA

測定時間:30~60分 


結果は以下の通りです。自作6C33C ×8 OTL PTLに使っている8本の電流の多い順に

(285)、207、202、195、188、187、185、(119)

これらの球は充分エージングされ使用状態にある球ですが、最大と最小の(最初と最後の)2本は除外して、内4本を修理品に使います。

自作品には、後日、新しい別の球から選別し直します。修理品に元々使われていた6本の内からこの4本を使います。


245、215、198、186

これで、修理品の出力管8本の選別はできましたが、あと前段の球の良否測定しますが、こちらはetracerを使います。

以上はFACEBOOKに掲載したもののコピー

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写真:測定のようす最初の285の測定、この後ドンドン電流上がりましたf:id:arunas001:20200707084329j:plain

 

中央の黄色枠テスターが電流値、このテスターの数値は285の球を測定中のもので、この後に電流がどんどん増え285になりました。f:id:arunas001:20200707084413j:plain

選別した球の組み合わせ

今回は4本組を2つ選びますが、上側、下側に各2本使います

A:245、215、198、186

B:(285)、207、202、195、188、187、185、(119)

Aグループを4本、245と215を上側に、198と185を下側に

Bグループから4本207と202を上側に、195と188を下側に使います。

(285)と(119)は飛び外れていますので除外しますが、倍以上の電流差があります。6C33Cでは倍程度のバラツキは当たり前と思っている方が良く、そのうえで利用方法を考えるようにしたいものです。

 

どれを使うかは電流の近いものを2本選べばよいのですが、継子ができてしまうと後の使い道がなくなる恐れがありますので、多い方から(あるいは少ない方から)順に2本組み合わせます。

 

 

6AW8A(P-T)-1

6AW8A(P-T)-1 高μ三極+五極管

 

6GH8Aに続いて三極+五極管の仲間をいくつか測定してみます。今回はTV映像増幅出力管6AW8A

-1、-2は中古と思われる球

-3、-4は東芝の新品球(未開封品)

この二種類にはかなりの違いがあり、先のグループは外観からはわからないが、特性からはかなり使い込まれた様子がうかがえる中古球。

新品の東芝はウン十年ぶりにヒータ点火となったが、さすが東芝球である。

 

少し野暮説明を

五極部は仲間の12BY7A並の小型パワー管(Pd=3.25W)で三結にすれば12BH7A(Pd=3.5w)と同じ程度に、三極部は高μ管(μ=70)なので初段適している、しかし1本でシングルアンプとするには五極管部が少し力不足で残念だが活用したい球の一つ。(ここでは球による音の良し悪しは問題にしないで活用することを優先!)

データシートはこちら、三極管部はデータシートをご覧ください。

https://tubedata.jp/sheets/093/6/6AW8A.pdf

 

写真は中古球

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-1、-2は中古球

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-3、-4は東芝新品球

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 こんな回路例はいかがでしょうか?

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6GH8A(P-T)

6GH8A(P-T):再測定です

三極五極管は便利な球と思いますが、意外と製作例に登壇が少ないですね。手元にあるMJ編集誌「カラー実体配線図で作る・真空管アンプ」には12例が掲載されていますが、初段に三極五極管を使った例はありませんし、五極管ですら2例しかありません。他の10例は全部三極管を使っています。

これにはいろいろな事情があり、おそらく現行生産品や入手しやすい球を使うという制限があるのではないかと思いますが。

安価で良い眠っている球をゆり起こして再び活躍の場を作ってやりたいと思うのですが。

 

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昨日は1本しか測定しなかったので、それも含めて4本測定しました。各球は中古球と思われますので参考程度にしてください。

このうち-2は昨日測定した球です。

五極管特性、三極管部の特性はデータシートをご覧ください。

https://tubedata.jp/sheets/135/6/6GH8A.pdf

 

 

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6GH8A(P-T):五極管部の三結

 

電圧増幅用三極五極管、その五極管部分の三結特性を測定。通常五結で使われるが、三結使用はどうだろうか?

仲間に6U8、6AW8A、6AN8 、6BL8などがあるが、それぞれに規格が異なるのでうまく使いたいが、当方はこの6GH8Aをまだ使ったことが無いのでこの機会に出番を作るようにと考えているが?

 

1本しか測定していないので参考程度に。実際使う場面があれば他の球も測定したい。

 

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