6939(T)

6939(T)

 

この球もその筋の方にはおなじみと思う。昨日の5656とは兄弟分の双五極管である。ピン接続が番うので差し替え使用はできない。

プレート損失がわからないので適当に設定したが、大き過ぎたようだ。オーディオ用途の場合はパラレル接続で3~5W程度かな。

パラレル・トライオード特性はなかなか良いと思う。ドライバー管に使えそうである。

双五極ユニットのカソードとスクリーングリッドが共通している、また、最大プレート電圧が250Vなのでので工夫して使いたい。

高周波用双五極管5656や6939をオーでイオ用に使われた方があればご教示くださればありがたいです。

6939データシートはこちら。

https://tubedata.jp/sheets/079/6/6939.pdf

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5656(T)

5656(T)

 

高周波用の双五極管ですが、その筋の方にはなじみのある球と思います。多数在庫があるので何とかオーディオ用に使い道がないかと考えています。

この球はKとG2が共通になっていますので、両ユニットを並列にして測定しました。プレート損失は仮に並列使用で5Wとしています。最大プレート電圧は250V、スクリーン電圧は160Vです。

意外といい特性に見えますのでドライバー管に使えそうと思いますが?、ppでは2本必要になるのが難でしょうか、KG2共通で1本で済ます手もありそうですが、いかかでしょうか?

親戚球の6939もありますので明日測定してみます。

また、親玉に815がありますが、機会を見て計ってみましょう。

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結果はご覧の通りですが、オーディオ使用の場合のプレート損失がわかりませんので、並列接続で5W程度かな?三結特性は意外といけそうな気がします。

 

ロシア水平偏向出力管

 ①6n13c(T) & ②6n13c(T)(P)

6BQ6によく似た外観の球、特性は若干違うようだ。

ピンコネクションは違うので差し替えはできない。

6n13cピン番号は(6DN6と同じピン接続)

1:NC、2:H、3:KG3、4:NC、5:G1、6:NC、7:H、

8:G2

 

三結特性は①②で違いが大きい 

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①三結特性ー1

 

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②-1 三結特性ー2

 

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②-2 ビーム管特性 Eg1=0V

 

f:id:arunas001:20200521213510j:plain②-3 ビーム管特性  Eg2=125V

 

 

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6CA7(T) MATSUSHITA

6CA7(T) MATSUSHITA

 

真空管アンプ修理用に預かった十数本の6CA7、内4本を測定しました。

 

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オリジナルデーターシート

 

三結特性が記載されたデータシートはこちら

https://tubedata.jp/sheets/129/e/EL34.pdf

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最初の4本測定結果

 

①-1、-2は、単体箱に入っていたバラ球、各一本を測定

Ep:400V、Eg1-30V付近はよく合っている

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②-3a3bは、ペアチューブ箱に入っていた2本、ただし中古球の様子で、正規のペアチューブではないかもしれない。上のー1、-2の方がよく合っているのでペアでない可能性あるが、バイアス調整できる範囲。

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E130L(T) (Mullard)

 

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再登場ですが、以前測定したのはTELEFUNKEN製です。ヨーロッパ球ですが、米国や日本製に該当品はないようです。

このMullard製E130Lは現用アンプに取り付けている球で、直線性の良さは300Bも真っ青というところでしょうか。この2本は選別しましたので良くそろっており、区別がつかないくらいです。

以前の測定もご覧ください。

blog.hatena.ne.jp

 

Eg1=-2V間隔

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6LU8 五極管の三結特性

6LU8 五極管の三結特性

 

五極出力管部分の三結特性です。

気にしなればこのくらいの違いは許容範囲と思いますが、プッシュプル出力段に使う場合はなるべくそろった球を使いたいものです。

この球は次に製作予定の大型OTLアンプの電源に使う予定ですので少々の違いがあっても使えます。製作スタートは今秋から冬になりますがしばらくお待ちを。

注:バイアス条件がー50Vとー60Vの違いがありますが、当方の設定間違いです。

 

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