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6EH7のペントード特性測定(Esg=90V)
教えていたいのは
1、この特性で良いのか?
2、オーデイオ用途ではどのように使ったらよいのか?
測定結果
先に掲載したHigm管6EJ7とよく似た球に6EH7があります。10本ほどの手持ちがありますので特性を測定してみました。
2本計っただけですが(P)は図左に見るような変な特性です。
「オーディオ用真空管マニュアル」P29に「リモートカットオフRF用5極管」と記載ありますが、特性図は掲載されていません。
その他のマニュアルにも特性図が掲載されていません。
①図:「オーディオ用真空管マニュアル」記載内容
②特性図
5極管特性図:バイアス0Vでは3極管のような特性でそこから左側に特性が移り、バイアス-1V付近から五極管の特性を示します。2本測定しましたが同じような特性です、測定間違いかなと思って接続や条件を確認して再測定しましたが同じ状態です。
出力管では時々このような特性を見かけますが、どんなもんでしょうか?
左:五結(Esg=90V) 右:三結
この五極管(P)特性はマニュアル左端記載の
Eb(Ep)=200V、Ec2(Esg)=90v、Ec1(Eg1)=-2V の時
Ib(Ip)=12mAは合っているように思えます。
三結(T)ではそれらしい特性になり、リモートCO特性がよくわかります。
そこで教えていたいのは
1、この特性で良いのか?
2、オーデイオ用途ではどのように使ったらよいのか?
ご存知の方、6EH7を使った方があれば教えていただけませんか?
私的には
・ムラード型位相反転回路の共通カソード定電流用に使うとよさそうな感じですが。
・(P)では増幅段に使いずらい感じ?
ではよろしくお願いいたします。