6LU8 測定f:id:arunas001:20200819155515j:image

 

 

写真

横になっているのが追加した6LU8P(T):三結球

 

五極管部分について

(P)と(T)のパラレル接続データを測定しました

①(P)+(T):パラレル接続 Esg=120V

Esg=120Vはマニュアルの特性データによる

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①(P)+(T):パラレル接続 Esg=75V

Esgを75Vまで下げると(P)+(T)の合成が分かりやすくなります。

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807(P)+807(T) 測定

807(P)+807(T) 測定

「807」の「三結と五結」をパラレル接続して特性を測定しました。

 

 ご要望があり、etracerのUXソケットのところへUYソケットを取り付けて、807三結と五結が同時に測定できるように改造しました。

写真:807は東芝球です。

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測定結果は以下の通りです

807(P)-A と 807(T)-B の2本合計プレート電流は

Ip=AIp+B(Ip+Isg)

807(P)-AのEsg=300v

 

 

結果として「三結と五結」特性図を眺めると「三結と五結」のIpが合成されたような形になりました。

 

測定条件

・プレート損失は50W(25W+25W)

・スクリーン損失は5W(2.5W+2.5W)

・ヒータ電流は1.8A(0.9A+0.9A)に各々変更しています

・球A:五結(P)、球B:三結(T)

 

①807(Ap)+807(Bt):パラレル接続

(P)(T)が(p)(t)に変更しているのは他のデータとの区別するためです

②③は個別球の特性です

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②807(P)-A:五結特性 Esg=300V

 

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②807(T)-B:三結特性

 

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ご活用いただければ幸いです・
 

 

 

 

 

6EH7のペントード特性測定(Esg=90V)

 

教えていたいのは

 

1、この特性で良いのか?

2、オーデイオ用途ではどのように使ったらよいのか?

 

測定結果

 

先に掲載したHigm管6EJ7とよく似た球に6EH7があります。10本ほどの手持ちがありますので特性を測定してみました。

2本計っただけですが(P)は図左に見るような変な特性です。

「オーディオ用真空管マニュアル」P29に「リモートカットオフRF用5極管」と記載ありますが、特性図は掲載されていません。

その他のマニュアルにも特性図が掲載されていません。

 

 

 ①図:「オーディオ用真空管マニュアル」記載内容

 

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②特性図

 

5極管特性図:バイアス0Vでは3極管のような特性でそこから左側に特性が移り、バイアス-1V付近から五極管の特性を示します。2本測定しましたが同じような特性です、測定間違いかなと思って接続や条件を確認して再測定しましたが同じ状態です。

出力管では時々このような特性を見かけますが、どんなもんでしょうか?

 

左:五結(Esg=90V)  右:三結 

 

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 この五極管(P)特性はマニュアル左端記載の

Eb(Ep)=200V、Ec2(Esg)=90v、Ec1(Eg1)=-2V の時

Ib(Ip)=12mAは合っているように思えます。

三結(T)ではそれらしい特性になり、リモートCO特性がよくわかります。

 

そこで教えていたいのは

1、この特性で良いのか?

2、オーデイオ用途ではどのように使ったらよいのか?

ご存知の方、6EH7を使った方があれば教えていただけませんか?

 

私的には

・ムラード型位相反転回路の共通カソード定電流用に使うとよさそうな感じですが。

・(P)では増幅段に使いずらい感じ?

 

ではよろしくお願いいたします。

6EJ7 測定

 6EJ7/EF184(RCA) 測定

 

6EJ7のEp-Ip特性曲線はメーカページに発表されていません

「オーディオ用真空管マニュアル」にも記載されていません

アンプに使ってみるとかなりばらつきが大きく感じられ、特に差動増幅に使うときは特性をそろえる必要があります。

それで

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のEp=200V、Esg=200Vで測定しました。

-1と-5、-2とー3はペアで使えそうです。

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三極管接続も測定の予定です

ご参考になれば幸いです。