6K6 特性測定
6K6 特性測定
Esg=200V、およびその近辺Esgの特性
個体差がありますので-4、-5の2本測定しました
①-4:Esg=200V
②-5:Esg=200V
③-4:Esg=160~220V
④-5:Esg=160~220V
ご参考になれば幸いです
807(P)+807(T) 測定
807(P)+807(T) 測定
「807」の「三結と五結」をパラレル接続して特性を測定しました。
ご要望があり、etracerのUXソケットのところへUYソケットを取り付けて、807三結と五結が同時に測定できるように改造しました。
写真:807は東芝球です。
測定結果は以下の通りです
807(P)-A と 807(T)-B の2本合計プレート電流は
Ip=AIp+B(Ip+Isg)
807(P)-AのEsg=300v
結果として「三結と五結」特性図を眺めると「三結と五結」のIpが合成されたような形になりました。
測定条件
・プレート損失は50W(25W+25W)
・スクリーン損失は5W(2.5W+2.5W)
・ヒータ電流は1.8A(0.9A+0.9A)に各々変更しています
・球A:五結(P)、球B:三結(T)
①807(Ap)+807(Bt):パラレル接続
(P)(T)が(p)(t)に変更しているのは他のデータとの区別するためです
②③は個別球の特性です
②807(P)-A:五結特性 Esg=300V
②807(T)-B:三結特性
ご活用いただければ幸いです・
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6EH7のペントード特性測定(Esg=90V)
教えていたいのは
1、この特性で良いのか?
2、オーデイオ用途ではどのように使ったらよいのか?
測定結果
先に掲載したHigm管6EJ7とよく似た球に6EH7があります。10本ほどの手持ちがありますので特性を測定してみました。
2本計っただけですが(P)は図左に見るような変な特性です。
「オーディオ用真空管マニュアル」P29に「リモートカットオフRF用5極管」と記載ありますが、特性図は掲載されていません。
その他のマニュアルにも特性図が掲載されていません。
①図:「オーディオ用真空管マニュアル」記載内容
②特性図
5極管特性図:バイアス0Vでは3極管のような特性でそこから左側に特性が移り、バイアス-1V付近から五極管の特性を示します。2本測定しましたが同じような特性です、測定間違いかなと思って接続や条件を確認して再測定しましたが同じ状態です。
出力管では時々このような特性を見かけますが、どんなもんでしょうか?
左:五結(Esg=90V) 右:三結
この五極管(P)特性はマニュアル左端記載の
Eb(Ep)=200V、Ec2(Esg)=90v、Ec1(Eg1)=-2V の時
Ib(Ip)=12mAは合っているように思えます。
三結(T)ではそれらしい特性になり、リモートCO特性がよくわかります。
そこで教えていたいのは
1、この特性で良いのか?
2、オーデイオ用途ではどのように使ったらよいのか?
ご存知の方、6EH7を使った方があれば教えていただけませんか?
私的には
・ムラード型位相反転回路の共通カソード定電流用に使うとよさそうな感じですが。
・(P)では増幅段に使いずらい感じ?
ではよろしくお願いいたします。
12EN6 の測定
12EN6(P) の測定
ARITO's Audio LabさんのCSPP用OPT「BW-2K7W」に使えなかと思って測定しました。
12EN6は忘れ去られた球ですが12W6や50L6に似た球です。
2本しか計ってませんのでばらつきが大きいですが、Esg=100V付近に選べば使えそうに思われます。
6EM5(P)特性測定
6EM5(P): CSPPアンプ製作候補球選定
以前に測定した11~14のデータを一覧にまとめましました。
12,13,14は使えそうですが、11は多すぎてダメ、後の分(15~20)を計って、4本選別します。
CSPPアンプ候補球として6K6、6BK5、6EM5を測定しましたが、6K6、6BK5、は球数が少ないのと特性がうまく合わないので、除外し6EM5で製作検討することにします。
CSPP用OPTは「ARITO’s Aydio lab製 BW-2K7W」(写真)です。
追加 15~20(15,16,17は測定時番号入れ忘れのため後で追記)
合計10本を測定
全部NEC製で同一ロットと思われるので特性は比較的よそろっている。適当な番号を組み合わせてクワッドにします。
アンプにするのは少し後になりますが、涼しくなって工房で差量ができるようになれば製作着手します。完成は10月頃になるかな~。